2017年10月:class of 2018のESPNランキングTOP10


アメリカでは様々なウェブサイトで有望高校生のランク付けがされています。
夏のAAUでの活躍や、シーズン中の活躍で順位は大きく変動。
順位が変わる度に"この選手前は何位だったかなー"というのは結構ありがちな話です。
ランキングのアップデートを記録として残すために、TOP10だけでもまとめておこうかなと思います。

まずは今年高校の最上級生となったclass of 2018から。
この学年は学年トップだったマービン・バグリーが学年変更で進学を早めましたが、代わりにU19世界選手権のMVPでもあるR.J・バレットが学年変更で加入。
学年全体の層の厚さを維持しています。

10位:トレー・ジョーンズ

ポジション:PG
進学先:デューク大
生年月日:2000年1月8日


10位にランクインしたのはデューク大をNCAAトーナメント制覇に導き、NBA入りを果たしたタイアス・ジョーンズの弟、トレー・ジョーンズ。
兄同様ゲームコントロールに優れる司令塔タイプのPGで、これまた兄同様にデューク大にコミット。
今夏のAAUで大きく評価を上げ、10位にランクインを果たしました。

9位:ダリアス・ベイズリー

ポジション:PF
進学先:シラキュース大
生年月日:2000年6月12日


9位にランクインしたベイズリーもAAUシーズンで評価を上げた選手。
マービン・バグリー相手に決めたクラッチショットで、一気に知名度を上げました。
長いウイングスパンと高い機動力と跳躍力を持ち、将来性の高い選手です。
カレッジはシラキュース大に進学予定。

8位:アンフェニー・シモンズ

ポジション:SG
進学先:未定
生年月日:1999年6月8日


高い身体能力とスムースでクイックなジャンパーを武器とする、コンボガードのシモンズが8位にランクイン。
ルイビル大にコミットしていましたが、贈収賄スキャンダル後にルイビル大へのコミットを撤回。
今季からフロリダの注目校IMGアカデミーに転校し、シモンズに向けられる注目は更に高まりそうです。
マーケル・フルツタイプとも言われており、今季の活躍次第では、まだまだ評価を上げそうな選手です。

7位:ケルドン・ジョンソン

ポジション:SF
進学先:未定
生年月日:1999年10月11日


7位にはOak Hill Academyのケルドン・ジョンソンがランクイン。
SFとしてはサイズがちょっと小さめですが、身体能力の高いオールラウンダー。
得点だけでなく、リバウンドにも強さを見せ、非凡なパスセンスも兼備しています。
アンドリュー・ウィギンスを輩出したHuntington Prepから転校し、今季からOak Hill Academyに加入。
ケンタッキー大からオファーを受けていることからも、彼の評価の高さが伺えます。

6位:シミ・シトゥ

ポジション:PF
進学先:未定
生年月日:1999年11月7日


6位にはカナダ出身のシミ・シトゥがランクイン。
”shifty”なハンドリングや、視野の広さを持つ万能型インサイドプレーヤー。
元々はMontverde Academyでプレーしていましたが、昨夏Vermont Academyに転校。
転校先での活躍や今夏のAAUでのプレーで大きく評価を上げました。
有力進学先候補としてノースカロライナ大が挙げられています。

5位:ロミオ・ラングフォード

ポジション:SG
進学先:未定
生年月日:1999年10月25日


下級生の頃から学年屈指のスコアラーと評されてきたラングフォードが5位にランクイン。
スムースなスキルと当たりだしたら止まらないシュート力の持ち主で、ソフォモアのシーズンに平均29.3得点を記録し、チームをインディアナ州大会制覇に導きました。
昨季対戦したLa Lumiere School戦では、全米屈指のタレントを擁する強豪校相手に1人で40得点を記録しました。
常に軽々と得点を重ね、底知れぬポテンシャルの高さを感じさせるプレーヤーです。

4位:ボル・ボル

ポジション:C
進学先:未定
生年月日:1999年11月16日


元NBAプレーヤーのマヌート・ボルの息子、ボル・ボルが4位にランクイン。
今夏のAAUでは、Nike主催のAAUリーグ"EYBL"でレギュラーシーズンMVPを獲得する凄まじい活躍を見せました。
NBAでもトップレベルの高さと、5割近い3PT成功率を誇る次世代型インサイドプレーヤーです。
彼も昨年カンザス州の高校から、カリフォルニア州のMater Dei High Schoolに転校してきたことで注目度が上がり、評価を一気に上げました。

3位:キャメロン・レディッシュ

ポジション:SG
進学先:デューク大
生年月日:1999年9月1日


デューク大にコミットしている学年屈指のエリートウイング、キャメロン・レディッシュが3位にランクイン。
元々今よりサイズが小さく、PGとしてプレーしていたため、高いハンドリングスキルと精度の高いシュート力を持ちます。
カレッジでは4番までこなせるサイズがあり、万能性の高さも魅力。
今夏のU19世界選手権でも、高校生ながらスターティング5の1人として活躍を見せました。

2位:ザイオン・ウィリアムソン

ポジション:PF
進学先:未定
生年月日:2000年7月6日


言わずと知れた高校界屈指のダンカー、ザイオン・ウィリアムソンが2位にランクイン。
驚異的な跳躍力とスピードは他の追随を許しません。
インサイドプレーヤーとしてはアンダーサイズ気味のため、ウイングプレーヤーとしての評価を確立すれば、更に高い評価を受けることとなるでしょう。
気がかりなのが体重で、先日のUSA世代別代表キャンプでは120kg以上の体重を記録。
NBA往年のスーパースター、シャキール・オニールと同様、体重管理が彼の大きな課題となるかもしれません。

1位:R.J・バレット

ポジション:SF
進学先:未定
生年月日:2000年6月14日


学年1位の座に就いたのは、カナダ出身のR.J・バレット。
class of 2019から学年変更して尚、学年トップに輝く高校バスケ界NO1プレーヤー。
下級生の頃から強豪Montverde Academyで絶対的エースとして活躍。
フレッシュマン時点で当時シニアだったロンゾ・ボール共互角の争いを披露しました。
今夏はU19世界選手権でカナダ代表を優勝に導き、自身もMVPを獲得。
今季は実力派の転校生がMontverdeに加入し、バレット自身初となるDick's Nationals制覇にも期待がかかります。

正直、ちょっとやそっとのことではバレットの1位の座は動かないでしょう。

現時点での順位は、今夏のAAUや世界選手権での活躍が反映されており、シーズンの活躍次第では、まだまだ順位も変動するでしょう。
またESPNランキングがアップデートされた時点でブログにアップしようと思います。

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