R.J・バレットがclass of 2018にreclass。新三大R.J・バレットのベストパフォーマンス。

カナダ出身で強豪Montverde Academyの絶対的エースであるR.J・バレット。
先日のU19世界選手権ではカナダ代表を史上初の優勝に導き、自身も若干17歳にしてMVPに選出されました。

高校からアメリカでプレーするバレットですが、カナダとアメリカでは学校制度の違いがあるため、カナダ人選手は学年の割に年齢が高いこともしばしば。
高校のチームメイトで同じくカナダ出身のガード、アンドリュー・ネンバードも先日class of 2019からclass of 2018へのreclassを発表しており、バレットもネンバードに続くのではと注目が集まっていました。

現地7月31日にバレットもネンバード同様class of 2018へのreclassを発表。
class of 2019のトップ選手だったバレットですが、学年変更の結果ESPNではマービン・バグリー、ザイオン・ウィリアムソンに次ぐclass of 2018の3位ににランクされています。
この学年変更の結果、バレットは最短で2019年にドラフトされる見込みとなりました。


新三大R.J・バレットのベストパフォーマンス

何を隠そうバレットは推しメンの1人。
下級生の頃からMontverdeのエースとして君臨してきたバレットは数々のスーパーパフォーマンスを披露してきました。
推しメンの1人であるバレットのプレーを少しでも多くの方に知っていただきたいな、という気持ちでバレットのベストパフォーマンスのハイライトを3つほどまとめてみようと思います。

①ロンゾ・ボールと互角の争いを見せた2015年12月21日対Chino Hills戦


2015年の12月、Montverdeはcity of palm classicでボール兄弟擁するChino Hillsと対戦。
共に全米上位にランクされた両校の対戦は大きな注目を集めました。

当時Montverdeの新入生だったバレットは最上級生で全米トップレベルのオールラウンダー、ロンゾ・ボールを相手に互角のパフォーマンスを披露。
試合は82-83でChino Hillsの勝利に終わりましたが、バレットはチームハイの31得点を記録。
この試合の活躍でその名を全米中に轟かせ、フレッシュマンにして強豪Montverdeのエースの座を確立しました。

②絶対的エースとしての自覚を見せた2016年11月19日対Pebblebrook戦


2015-2016シーズンのMontverdeには、バレットの1学年上にE.J・モンゴメリー、シルヴィオ・デ-ソーサ、シミ・シトゥという3人の五つ星インサイドが在籍していました。
しかし、2016年夏に3人揃ってMontverdeから転校。
バレットは下級生ながらMontverdeの大黒柱になることとなりました。

迎えた2016-2017シーズンの初戦、Montverdeはclass of 2017のベストスコアラーの1人コリン・セクストンを擁するPebblebrookと対戦。
バレットは34得点12リバウンド4アシストを記録する獅子奮迅の活躍を見せ、81-63でチームを勝利に導き、下級生にして高校ベストプレーヤーの1人であることを証明して見せました。

③世界にその名を轟かせた2017年7月8日対アメリカ代表戦


弱冠17歳にしてU19カナダ代表に選出され、世界選手権に出場したバレット。
この大会のカナダ代表はバレットを始めアメリカで活躍する選手が多く、アメリカに次ぐ有力優勝候補に挙げられていましたが、グループリーグででスペイン代表に敗戦を喫し、準決勝でアメリカ代表と対戦することとなりました。

バレットは前試合の対フランス戦で27得点を記録。
段々と調子を上げる中で迎えた対アメリカ戦。
1人で15本のFTを獲得するアグレッシブなオフェンスを見せ、38得点13リバウンド5アシストと手の付けようのない活躍でアメリカディフェンスを粉砕。
カナダ代表はバレットの活躍により99-87でアメリカ代表に勝利。

決勝ではアメリカ代表に勝利した勢いそのままにイタリア代表を一蹴。
バレットは大会得点王とMVPを獲得し、その名を全世界に轟かせました。

学年トップへの可能性も

バレットは現在class of 2018のESPNランキングで3位。
1位にはマービン・バグリー、2位にはザイオン・ウィリアムソンがランキングされています。
バグリーは去就がまだ未定のため何とも言えませんが、所属チームのレベルでは全米規模の強豪に所属するバレットがウィリアムソンを大きく上回ります。
今季の活躍次第ではバレットとウィリアムソンの評価が逆転する可能性は大いにあるでしょう。

下級生の頃からエースとして活躍してきたバレットが高校ラストイヤーにどんな活躍を見せてくれるか今から楽しみでなりません。

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