アメリカ高校バスケ現役最高の選手は誰だ。


NBA選手顔負けの能力を誇る選手がゴロゴロいるアメリカの高校バスケ。
素晴らしい才能溢れるアメリカ高校バスケ界で最高の選手は一体誰だろうか。
大手スポーツ専門チャンネルESPNでは、各学年のトップ選手をランキングを発表している。
その中で、今年の高校最高学年class of 2017で1位にランクされるのがNathan Hale High Schoolのマイケル・ポーターJr。
class of 2018の1位がカリフォルニアのSierra Canyon Schoolのマービン・バグリーⅢ。
そしてclass of 2019の1位がMontverde AcademyのR.J・バレット。

class of 2017のディアンドレ・エイトン、class of 2018のザイオン・ウィリアムソンなど、ポテンシャルを見ればこの3人に匹敵する選手はいるが、現時点での完成度、チームの実績を考慮すれば、高校バスケットボール界最高の選手はこの中の1人になるだろう。



マイケル・ポーターJr

学年:class of 2017
進学先:ワシントン大
ポジション:SF
身長(裸足):205.7cm
体重:97.1kg
ウイングスパン:215.9cm


昨夏父のワシントン大コーチングスタッフ入りに伴い、ミズーリ州からワシントン州シアトルのNathan Hale High Schoolに弟のジョンティと共に転校。
今季からコーチとなった元NBAオールスターガードのブランドン・ロイに師事している。
ポーターの天候により、昨年3勝18敗だった弱小校はUSA today紙による高校バスケのランキング、Super25で1位にランクされるまでとなった。
Super25で上位にランクされるOak Hill Academy、Sierra Canyon School相手にも勝利を上げ、今や満場一致のアメリカ最強高校となったNathan Hale High Schoolの絶対的エース。

SFとして優れたサイズと爆発的な身体能力を持ち、加えてシューティングタッチにも並外れたセンスを見せ、ケビン・デュラント2世とも呼ばれる得点能力の高さは高校随一。
class of 2018のトップ選手、マービン・バグリー擁するSierra Canyon Schoolとの試合ではゲームハイの27得点15リバウンドを記録し、バグリーとの直接対決にも勝利した。

苦手としているハンドリングも段々と向上を見せ、インサイド主体だった昨季よりプレーエリアも広がってきており、シューティング精度も確率を上げてきている。

来季からはワシントン大に進学。
有望な選手を続けて獲得しながらも思うような結果を出せていないワシントン大だが、ポーターの活躍によりNCAAトーナメントで勝ち抜くことがあれば、ポーターのドラフト1位指名の可能性も高いだろう。

マービン・バグリーⅢ

学年:class of 2018
進学先:未定
ポジション:PF
身長(靴込):209.6cm
体重:100.2kg
ウイングスパン:214.6cm


Super25で2位にランクされるSierra Canyon Schoolのエース。
昨季アリゾナ州のHill Crest Prepからカリフォルニア州に転校してきたが、スポーツ目的の転校とみなされ今季までプレーが認められなかった。

同チームの上級生にはUCLAコミットのフォワードコディー・ライリーやアリゾナ州立大コミットのガードレミー・マーティンがいるため、スタッツだけを見れば並外れたものは無い。
しかし、ガード並のクイックネス、バネの様に軽く力強く飛び上がる跳躍力、非凡なハンドリングとシューティングセンスを持ち、高校バスケ界では比類なき能力者。

現在はインサイドを主体にプレーしているがハンドリングスキル等プレーエリアを広げるだけのスキルは既に十分に備えており、カレッジ、プロに進む中でポジションアップの可能性もある。
ポーターとの直接対決では22得点13リバウンドとスタッツでも試合結果でもポーターが上を行ったが、要所で見せたプレーのスケールではポーターをも上回った。

彼の実力、将来性には疑いの余地はないが、素晴らしいプレーを見せたかと思うと、その後パッとしないプレーを続ける不安定さがある。
彼の持つ力を1試合を通じて発揮できる様になれば、彼を止められる選手は高校バスケ界に皆無だろう。

R.J・バレット

学年:class of 2019
進学先:未定
ポジション:SG/SF
身長:200.7cm
体重:83.9kg



元男子バスケットボールカナダ代表を父に持つカナダ出身のサラブレット。
フレッシュマンの昨季からタレント軍団のMontverde Academyでエースを張った。
現UCLAのロンゾ・ボール率いるChino Hills High Schoolとの試合ではフレッシュマンながらゲームハイの31得点を記録。
チームは惜敗したものの、ロンゾ・ボールと互角の戦いを繰り広げたことで、全米中にその名前を轟かせた。

今夏5つ星クラスの上級生E.J・モントゴメリー、シミ・シトゥ、シルビオ・デ=ソーサの3人が転校でチームを去った。
バレットと同じくカナダ出身のclass of 2019のPGアンドリュー・ネンバード、UNCコミットでclass of 2018のリーコン・ブラックが加わったもののインサイドの戦力ダウンは否めなかったが、バレットの獅子奮迅の活躍でチームはSuper25で9位にランクされるなど全米トップクラスの評価を維持。
バレットもソフォモアにして既に高校トッププレーヤーの1人に成長した。

下級生ながら既に完成された身体と高い身体能力でアッグレッシブにリングにアタックする高校トップレベルのスラッシャー。
インサイドが手薄な今季は積極的にリバウンドにも飛び込み献身的なプレーを見せている。
フィジカルコンタクトに強く、リング近くでのシューティング感覚も素晴らしく、彼のドライブはアンストッパブル。

タレントではバグリーが一歩先を行く。

この3人の中でもバグリーの能力は頭1つ抜きんでる。
ポーターとの直接対決では試合の勝利こそポーターに軍配が上がったが、ポーターの後ろからリバウンドをもぎ取り、ダンクを叩き込むなど、その能力は高校トップクラスの身体能力を持つポーターと比較しても明らかにバグリーが上回っていた。

一方、バグリーのプレーからはポーターやバレットの様な絶対的エースとしての“Intensity”が感じられないことがある。
ポーターは非常に恵まれた能力を持ちながら、それに甘んじることなく、常に全力でコートを走り、リバウンドに飛び込む。
バレットもチームの為に身体を張ることを厭わず、果敢にリングにアタックしFTを獲得し、大事な試合でコンスタントに30得点を決める。

バグリーはというと、1Qに圧巻のプレーを見せたかと思うと4Qまで沈黙する試合が見受けれられる。
一試合を通じてコンスタントにその能力を発揮するだけの力強さが他の2人に比べると見劣りしてしまう。
バグリーの所属するSierra Canyon Schoolは選手層が厚く、バグリーが常にチームを牽引しなくとも勝利出来るだけチームであることに疑いは無い。
もし、バグリーが1試合を通して彼の持つ力を発揮する様になれば、彼が高校最高のプレーヤーであることに意義を唱えるものはいなくなるだろう。



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